分注器・ピペットの製造・販売
2024.03.15 Updated
研究部 部長 下間志士様、桑山知美様、中出友美様にお話しをお伺いしました。
研究用試薬を幅広く対象としていますが、特に細胞培養とHPLCカラムに注力しています。前者はiPS細胞や幹細胞で主に使用される無血清培地、サプリメント、その他培養関連品を、後者はCOSMOSILのブランドのもとで様々な充填剤を開発しています。
主にサンプルの調製や電気泳動でサンプルをアプライする際に使用しています。また、当社ではHPLCや電気泳動などの実験方法を紹介する動画を作成しているのですが、動画内でもNichipet Airを使用しています。
分注作業をする際の作業者の負担軽減が課題となっていました。その際に軽さを追求したモデルを、ニチリョーさんに紹介してもらったことがきっかけです。
大きく分けると3場面あります。
一つは、HPLC用標準品をバイアルに量り取った後、サンプル溶媒に溶解するのですが、その溶媒(有機溶媒やアルコール水溶液)を量り取るのに用いています。また、HPLC移動相を調製する際に、ぎ酸などの添加剤を少量加えるのに用いています。最後に、HPLC用の微量な液体サンプルを希釈するときで、マイクロチューブに微量の水溶液を添加・混合するのに用いています。
溶媒を分注するので、頻繁に故障する現象に悩まされていました。唯一無二といっていい特徴を持った、有機溶媒に耐性があるピペットを紹介いただいたことがきっかけで、採用を決めました。
ピペットの中にはダイヤルにロック機能があるものがありますが、ロックがなくても設定した容量が途中でずれないような、ダイヤルの固いピペットが嬉しいです。
有機溶媒はやっぱり液垂れがあるので、量り取りには素早い動作が必要ですね。大容量でも液垂れしにくいピペット、あるいはピペットチップがあると便利だと思います。それと、大容量ピペットで、目盛が細かいものがあるといいですね。
現在は学会発表や論文発表にも力を入れています。価値ある製品の開発はもちろんですが、有益な学術発表によってもお客様の研究に貢献していき、ナカライテスクに対するお客様の信頼を積み重ねていきたいです。
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